フランチャイズの買取店で売ってはいけない!

今回のコラムは
「フランチャイズのブランド買取店で売ってはいけない!」
です。
なかなかびっくりするようなタイトルですが、
なぜフランチャイズの買取店で物、特にブランド品や貴金属を売ってはいけないのか?
普通の買取店とどう違うのか?
その部分を独断と偏見の視点から説明したいと思います。

★そもそもフランチャイズのブランド買取店って??

フランチャイズというのは、コンビニチェーンのように、
フランチャイズ本部と加盟店というのがあり、
その看板を使ってお店を開きたいオーナーたちが加盟店となり、
その見返りにフランチャイズ本部に一定の金額を支払うという、ビジネスモデルです。

フランチャイズによくある業態としては
コンビニ、珈琲店、飲食店、個別指導塾、合鍵やリペア、車の傷治しなどがあります。

2000年代後半、ブランド買取業界にもフランチャイズによる買取店が生まれました。
「不況に強い」などと「アントレ」などで宣伝され、
大手のフランチャイズ本部ともなると、全国に200店舗以上もの加盟店があります。

全く余談ですが、セブンイレブンの加盟店への縛りがすごく問題になっていますね。
コンビニ会計といいますか、廃棄も加盟店の損失なんですよね。
値引き販売しようとしたら本部に怒られるんですってね。
全然関係ない話なので、それ以上気になる方は
「セブンイレブンの罠」
かなんかでググってください。

★フランチャイズにつきものの、加盟金とロイヤリティ

さて、そのフランチャイズのブランド買取店、一体なぜだめなの?っていう話ですが、

そのフランチャイズに加盟して買取店を開こうとするためには、開業資金とは別に
「加盟金」というのを納めなくてはなりません。
加盟金の中身は、ブランド買取技術の研修費や開業のためにあれこれ動いてあげたよ~的な手数料なのですが、
だいたいがいい加減なもので、金額は300万円から500万円です。
そして毎月、固定費とは別にロイヤリティが必要です。これは概ね10~20万円くらいです。

フランチャイズの本部はウハウハですね。何もしなくても1店舗から開業時に300~500万転がり込んできて、
毎月寝てても10~20万円入ってくるのですよ。
10店舗なら100~200万円、100店舗なら1000~2000万円、寝てても入ってきます。
たまーに加盟店から電話がかかってきて、あれこれと問い合わせを対応する程度でいいんです。

さて、その加盟金とロイヤリティ、どこから回収するのでしょう?

ズバリお客さんからの買取価格を安く設定して捻出するのです!

★フランチャイズの縛り 広告方法

次に、フランチャイズにつきものの、本部との縛り契約。
いろいろな条項があるとは思いますが、
その中に「本部に決められた広告」を使用しなければなりません。
それ以外の広告方法を使ってはいけません。
例えば、今は大体のブランド買取店はWEBで集客しますが、WEB集客の一番の利点は、とにかく金がかからないこと。
しかし、勝手にWEBサイトを開くのはフランチャイズではNGです。

では、フランチャイズたちはどうしているかというと、
本部指定の業者、本部指定のデザインのチラシがほとんどです。
折込チラシだけで月に何十万です。
それ以外の本部指定とは違うチラシを使うと、フランチャイズ本部から呼び出しがあり、
ペナルティ金を取られるそうです。

その費用はどうやって捻出するの?

ズバリお客さんからの買取価格を安く設定して捻出するのです!

★フランチャイズの縛り 買取商品の売却先

さて、フランチャイズの加盟店が買い取りした商品は
どこに売却するのでしょうか?
他のブランド買取店と同じように、海外ルート?業者オークション?
それとも一般販売??

いいえ!どれも違います。

フランチャイズ本部に決められた売却先でしか売却してはいけません。
これも本部との縛り契約の中で決められている所がほとんどです。

「これは一般のお客さんがほしいと言っていたので買取価格を相場よりUPしよう」や
「これは海外で売れるから買取UPしよう」
こういった計算が一切できなくなります。

すべて本部が指示してきた買取価格以下での買取になります。

結局、そのしわ寄せはお客さんのところに来ます。

★フランチャイズのブランド買取店一番の問題点 買取技術の無さ

そもそも、フランチャイズの買取店は、
買取技術やノウハウをお金で提供するというビジネスです。

買取技術を、です。

普通、買取店や質屋を開こうとする人は、質屋や買取店で何年も修行してから
独立して旗揚げという流れが一般的です。
独立しようとするときにはもう、自分の鑑定力や目利き、商品の知識は頭に入っていて、
買取店を一人で回せるレベルの技量を身に着けています。

質屋の修行というのは私(キララの代表取締役)も経験がありますが、
とても大変なもので、
来る日も来る日も商品と格闘です。
一旦覚えてしまえば簡単なものなのですが、覚えるまでの数年間がほんとうにしんどいです。
入社してすぐは鑑定の勉強です。
偽物と本物を置かれて、分類するのです。
そしてどこがダメどこが○だということを学びます。
そして商品の知識の勉強です。ブランド名から歴史、商品のライン、素材について勉強します。
そして何もわからぬまま業者オークションに行き、ひたすら相場を追います。
バッグや財布だけではありません。時計や宝石、ダイヤモンドまで。
ぶっちゃけゲー吐きそうなくらい覚えさせられます。
これを勉強量に置き換えると、いい大学入れるんじゃないかと思います。

→→→ブランドの知識と鑑定力に精通する買取店について詳しく見る。

一方フランチャイズはどうでしょう??
買取技術の勉強は本部の勉強会で数日やっただけ、商品知識はヤフオクでその都度調べるだけ、
相場目一杯で買い取りして、損したら怖いから一応安めに買取しておこう・・・
こんなんばっかりです。
結局全員素人なのです。
経験者ならわざわざフランチャイズで買取店を開こうなんて思いませんからね。

下手すりゃ、フランチャイズ本部の指導係より、質屋新入り2年目くらいの青二才くんのほうが買取技術があるんじゃないかと思います。

しかし、一週間程度の座学で買取店をよくおっ始めれるなぁと思います。
一週間程度では正直何もわかりません。せいぜいヴィトンの偽物本物が90%くらい見分けれるようになったくらいかな?
私はこの業界で10年以上ですが、まだまだわからないものや見たことのないものがあります。
そんな世界です。一生勉強ですね。

習う方も素人、覚える方も素人
正直そんな所で売りたいですか??

★結局チェーン店での買取は避けたほうがいい

フランチャイズであれ、直営店であれ、何店舗も運営している買取店は似たり寄ったりな所があります。
たまに例外もありますが。
フランチャイズは素人の集まりだし、直営複数店舗にしても、入れ替わりが激しいため結局は素人が店に立っているということも珍しくありません。
やはり、それなりの修行経験が物をいう世界ですから、なが~くやっている買取店とか一本独鈷の買取店は
自信と信頼の買取価格を出す所が多いです。
皆様、ぜひそういう視点で買取店を探すのも面白いかもしれません。

★次回は

買取店のフランチャイズに加盟しようとしている人向けにコラムを書きたいと思います。
一人でも踏みとどまってくれたら嬉しいです。

→→→フランチャイズではない、買取価格で安心できるブランド買取店の情報はこちら