キララの買取でよくお持込されれるものの中に、宝石製品があります。
貴金属のみのジュエリーやダイヤモンドのみのジュエリーと異なる、
いわゆる「色石」と言われる石がついたジュエリーです。

今回のコラムでは、色石の買取についていろいろ書いていきたいと思います。

★代表的な宝石は・・・

・エメラルド
ベリル系の宝石で、緑色をしています。欠け割れが起こりやすく取扱には注意が必要です。

・ルビー
コランダム系の宝石で、赤く発色する宝石です。ダイヤの次に硬度があります。ピジョンブラッドといわれる、真紅の
色をしたものが大変価値があります。

・サファイヤ
ルビーと同じく、コランダム系の宝石で、ルビーに分類される赤以外のものを指します。よく見るブルーのサファイヤ
のみならず他にも様々な色のものがあります。

・血赤珊瑚
珊瑚の中でも、きれいな赤い色をした珊瑚が血赤珊瑚と言われます。上質な日本珊瑚は小笠原沖や高知沖の海の中が主
な産地です。

・タンザナイト
別名「ゾイサイト」とも呼ぶ濃い青色の宝石です。1960年代にタンザニアで発見され、「タンザニアの夜」と名前がつけれました。

・アレキサンドライト
光源の種類で石の色が変化する不思議な宝石です。その神秘性から色味がはっきりしたものや大きなものは高値になります。

その他、オパール、ガーネット、翡翠、パライバトルマリン、アクアマリンなどなど、
様々な宝石、鉱石があります。

→→→どういった宝石が売れるのか?宝石買取について詳しく見る。

★宝石の買取は無価値?

一昔前の貴金属買取店では
「色石は無価値ですので、買取価格は付きません」という常識がまかり通っており、宝石買取の接客の際にも当たり前のようにそう言われておりました。
私どもより一世代前の買取店の方々で、キララで買取サービスを開始する数年前にはもうその常識は覆っておりましたが。。。

このようなことを大手チェーンやFC、ポッと出の買取店が大々的に言い続けたものですから、
お客様の常識では色石には値段がつかないものだと信じている方も少なくないでしょう。

確かに、その宝石をお買い求めになられた際の値段から比べればとても安く感じられるかもしれませんが、
色石に対して無価値ということはありえません。
必ず値段が付きます。

★宝石買取の価格が安く感じる?

前述の通り、宝石の買取価格は適正に付けていたとしても、買取価格が安いと感じられる方がいらっしゃいます。
なぜそのような事が起きるのか、また投機的な意味で、宝石は適しているのか私見を述べたいと思います。

さて、結論から言って
宝石は買取価格が安いのではなく、売値がべらぼうに高いのです。

色石自体はダイヤの同じ大きさのものに比べて、格段に原価は安いです。
なので、少しだけ仕入原価を上げるととても大きく輝く色石をセッティングすることが出来ます。

それを「10キャラットです!20キャラットです!」といい、とんでもない価格で売られてきました。
そこに相場なんてあってないようなもの。
全ては営業マンの腕一つです。上手な営業マンは高く売り、下手な営業マンは安く売る。

特に百貨店外商、着物と抱き合わせの展示会、訪問販売、、、
挙げればキリがありませんが、
お客様の話を聞いていて、「これはなんか法律に引っかかるんじゃないか?」と思うくらいの
法外な値段で、強引な販売手法があったそうです。

さらにバブル期に至っては、時代が変になっていたんでしょうね、
その宝石の価値は2の次。
とにかく高いものがよく売れたそうです。

例を挙げると、
バブル期に百貨店外商から買ったというエメラルドのリング
エメラルドは5.8ct テリが少なく、中はクラックだらけで内包物も多い。
6g程度の普通のプラチナ900枠についており、メレは1.0ct
トントンの買取相場は良く言ってもおよそ7~8万円です。

それがどういうわけか、当時そこで買ったときの値段札がそのままついており、
見てみますと、
なんと180万円と書いておりました。

180万円!?
売れが7~8万です。
お客様はその当時、何らかのきっかけで営業マンに勧められ、その価格で買ったという自信をお持ちですから、
どうも買取店サイドの価格を疑っておられるご様子です。
(買った時の価格が間違ったと思ってらっしゃらないor間違いだと信じたくない。)

貴金属地金やダイヤモンドと違い、相場が明確では無いため、
今になってこのようなことはよくあります。

★宝石買取の難易度

買取現場において、宝石買取の知識がさらに必要になりますが、
これがまた難しいのです。
相場は正直、明確にはなく、業者間でだいたいこれくらいで売れるだろうかと考えて価格提示をする必要があります。
ネットで調べて出てくるものじゃないので厄介です。

そして擬石。
これは怖いですよ。
よく似せた合成石や、本物の宝石ではあるけど着色処理をし、そのような宝石だと思われるもの。
これもかなり厄介な存在です。

買取店の設備でこれらをすべて判別をすることが困難ですので、
お客様には何卒宝石鑑別書をお持ちいただくようにアナウンスしています。
色石の場合、ダイヤモンドと違い、鑑定書の有無で大幅に買取価格は変わります。

余談ですが「宝石は鑑別書がなくても同じ価格で査定できます!」と謳っている買取店がありますが、
なぜそのような事が言えるのかまったくもって理解不能です。
一つ言えるとすれば、鑑定書があってもなくても、鑑定書なし前提の適当な値付をしているのかもしれません。

→→→熟練の宝石鑑定士が在籍する買取店の情報はこちら・・・