COLUMNコラム
- プラチナは安い?将来的に価値がなくなる?資産としての価値を考えてみよう
- 2023.07.12貴金属買取
貴金属は資産としての価値があり、丁寧に管理することによって資産運用にもつながります。
一方で「価値がなくなってしまわないか心配」と感じてしまうこともあるかもしれません。
今回は特に「プラチナの価値」に焦点をあて、解説していきましょう。
プラチナの価値はなくなってしまう?
貴金属を利用しての資産運用を考えるとき「いずれ価値がなくなってしまったら……」と考えると、どうしても二の足を踏んでしまうものでしょう。
例えば、プラチナのような素材は「現在は価値があるけれど、今後なくなってしまったらどうしよう」と考えてしまうのではないでしょうか。
そこで結論からお伝えすると、すぐにプラチナの価値がなくなってしまう……という可能性は極めて低いでしょう。
プラチナは、そのものに価値のあるいわゆる「実物資産」です。
そのため、「プラチナ自体の価値がなくなり、プラチナが手元にあるのに価値がなにもない状態になる」ということは考えにくいのです。
ただし経済や政治の影響を受けて、価格が変動することは当然あります。
プラチナのほか、現物の価値がある素材の代表的なものとして金がありますが、金と比べたときプラチナは供給量が1/15ほどになっていると言われています。
貴金属やアクセサリーでよく耳にする素材ではありますが、実は非常に希少価値が高いんですね。
また、プラチナの産出地は南アフリカやロシアというように、一部の地域に偏っています。
供給についてもそれぞれの地域の情勢から影響を強く受けるため、状況によっては供給が不安定となるでしょう。
プラチナの価値は安い?
金とプラチナを比べたとき、プラチナは希少性が高いのにもかかわらず価値が低いように感じられてしまうかもしれません。
特に、最近の値動きを見ているだけでも金が高騰傾向にあるのに対し、プラチナは価値が下がっている……というように思えてしまうでしょう。
プラチナの価値を考える上では、世界情勢の変化についても踏まえなければいけません。
プラチナは、その性質から貴金属だけでなくディーゼル車の浄化触媒などにも多く使われています。
ディーゼル車の需要が高いあいだはそれに合わせてプラチナの価値も高い傾向にありましたが、ディーゼル車が減ればプラチナの需要も低くなってしまいます。
そうして価値も低下してしまいます。
金のように貴金属や投資分野で多く扱われるものは、工業的な発展の影響を受けません。
さらに、世界情勢が芳しくないときほど変わらない価値のある資産として評価されます。
結果、近年金の価格ばかりがあがり、対してプラチナはあがっていないように感じられているのです。
プラチナの価値が変動するそのほかの要因
前述のように、ディーゼル車が減っていることがプラチナの価値変動に影響していることは否めません。
そのほかにも、やはり水素エネルギーの影響はプラチナの価値に影響を与えると考えられます。
水素エネルギーは、今後さらに発展していく可能性もあります。
その際にプラチナが触媒として必要となるため、水素社会ではプラチナの価格が高騰すると考えられます。
もちろん、広い範囲において景気の影響も無視できません。
景気が悪化してしまうと、プラチナの価格もどうしても下落してしまうでしょう。
とりわけプラチナの産出国である南アフリカの情勢が大きな影響を及ぼします。
南アフリカの為替も確認しながら、適宜プラチナの価格をチェックしてみましょう。
プラチナの価値は査定でも変わる!
プラチナの価値が変わる要素として「査定」も外せない要素です。
金やプラチナの売買を行うとき、鑑定士による査定でその具体的な金額が決まります。
特に貴金属やアクセサリーは、金やプラチナの状態、宝石の種類などによっても価値が変わります。
そのため残念ながら、鑑定士の目利き次第では正しい価値を認められないケースもあります。
キララジュエラーズでは、豊富な知識を持つ鑑定士が大切なお品物の正しい価値を見極めます。
「プラチナの価値って具体的にどれくらい?」と気になったときには、ぜひお気軽に査定をお申込みください。
大切なお品物をお預かりしたあとは誠意を持って査定し、適正価格をご提案させていただきます。
まとめ
プラチナは、ディーゼル車などの需要からも影響を受け、価値が変動しています。
しかし実物資産ですから、ある日突然価値がまったくなくなってしまうことはないと考えられるでしょう。
キララジュエラーズでは、知識のある鑑定士がプラチナの価値を見極めますので適正価格でのご提案を実現します。